■今日の収穫… 古『風林火山』井上靖/新潮社・1955年刊 古『標準和英図案文字百科』古沢恒敏編/金園社・昭和32年刊 古『北京故宮博物院名宝展』東京富士美術館/1995年刊 古『拾遺和歌集』与謝野寛編/日本古典全集刊行会・昭和二年刊 新『絶望に効く薬・9巻』山田玲司/小学館
『絶薬』は…重い、な。やっぱ。 それが悪いというわけでなく、真実を正面から捉えると重くならざるを得ないのだ、という現実が何より重い。 ――それでも、作中に出てくる人たちは皆『絶望してない』ですが。 この本は絶望なんてしてられない人たちが調合した、現在への特効薬です。 (気になるのは少数だろうけれど、フリートークの配置がすごく気になる…おとなしすぎて逆に歪に見えて…前みたいにブロックごとに調和がとれてない気がする) よく「時代をリアルに描いた作品」とかいうのが出ては流行ってますが、そういう作品にはたいてい『絶薬』みたいな重みを感じません。そんな四號。
上四冊は順番に50円、200円、500円、200円。 『図案文字百科』は、昭和三十年代の看板などのロゴ・文字をまとめたもの。どっちかというと絵描きさん向けかなあと思いつつ購入。古書は一期一会の精神です。しかし開けてびっくり篆書がついてるよ。ついでにロールスロイスやフォードのロゴがあるのだがこれはいいのか。 塗装屋さんが購入したらしく、最後のページに店の印が押してありました。勉強家だったんだなあ、黒田塗装店(古本の蔵書印等は歴史の1ページと同じです。傷なんかじゃありません)。 『故宮博物館』のカタログはなんとなく古物を見たくなって買いました。もう一冊安いのがあったけど、カラーの多いこちらに決定。 それから最後に、大河の原作になったことで一般書店でも平積みされている『風林火山』、こいつは文庫でなく新書版です。 会計に持っていったら、年金暮らしの暇つぶしに店をやってるようなおじいさんがしまったというように笑って、ぽつり。
「今やったら百円でも売れたなぁ」
百円でも買ってただろうけどね。ここの値段は良心的を通り越して時々不安になるほどだ。
「井上靖は人気が下がるということはないですしね」 「映画もやるみたいやしなぁ」
…ごめんじいさん、その原作本(『蒼き狼』)をわたくし、ここで買いました。 たぶん二百円かそこらだったはず。
「(『風林火山』は)本屋でも売ってるやろうけどな」 「『動かざること山の如し』で店頭に積まれてますよ」
そんな感じでなごやかに店を後にしました。 別の本屋で見つけた『拾遺和歌集』は冊子のような装丁の文庫本。 (同人やってる人によくわかるように言うと、くりえいのペーパーバックの表紙をかなり薄手にしたような感じです) 少し背表紙天側が破けてますが和歌好きなのでゲット。値段もいいし。表紙は深紅の地に黒の花鳥柄。後になって見たら編纂・校訂が与謝野寛・正宗敦夫・与謝野晶子というビックネームで驚く。ええ!? しかも奥付見たら「非売品」になってるんですが。何かのおまけ? 昭和二年という日付が時代を感じさせます。いや、よく来てくれた。
二軒古本屋に寄って、二軒ともに同じ展覧会のカタログが叩き売られていたというのが今日のおかしさでありましょうか。何があったのサントリー美術館。
■買わなかったけど驚いたのは一軒目の棚。
大修館書店『大漢和辞典』――千円。
しかも「索引」一冊のみ!!
ぬおおお! 先任参謀とのあいだでは「あれがあれば丼飯三杯いける」と言い合う大修館『大漢和』! (注・この人たちは冗談を本気でやります) 白川静三部作・藤堂大漢和と並ぶ三種の神器! 漢字スキーが一度は書棚にそろえてみたい漢和辞典よ! 本気で鬼安で超上物だが、索引、のみ! 例えるなら本を買っても目次だけのようなものだ。だが欲しいぞ!
…なんとかあきらめました。ええ、苦労しました。←するな。
■あとは ボタニカルズいってポイントカード満了サービスで「温茶」をゲット。 おお、レッドクローバーってムラサキツメクサだったのか。地味にかわいい草じゃないか。 それから保湿液買って…
■最後に哥迷徒行った
――元親ぬいぐるみ予約しやがったよこの人…!
笑ってやってください。ええ。
あと何故か毛利本買ってたのも何かの縁というか血迷いです。ふはははは。
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